サプリメントの必要性

毎日、バランスのよい食事を心がけていれば、サプリメントは不要ではと思われる方があるかもしれません。しかし、現代では土壌がやせ、以前より十分な栄養をもった食物が育ちにくくなってきています。毎日栄養に気をつけていても十分な栄養を摂取することが難しくなってきています。体には、炭水化物、タンパク質、脂質の3大栄養素に加え、ビタミン、ミネラルなど体の調子を整えるものが必要です。

ヘム鉄

鉄は酸素と結びつき、酸素を体のすみずみまで運ぶ役割を果たしています。鉄は体のすべての細胞に酸素を供給し、それにより細胞の中でエネルギー産生が行われるため、元気に過ごすことができます。
酸素が不足してくると、めまいや息切れ、動悸などがおこり、脱力感、倦怠感などの症状がでてきます。このように、鉄はビタミンと並び、不足しやすいミネラルの一つとして問題視されているミネラルです。特に、月経による女性の鉄不足、鉄の必要量が増加する妊婦では深刻な問題になります。
鉄には、肉や魚などの動物性食品に多い吸収性の高いヘム鉄と、野菜や穀類などに含まれる吸収性の低いヘム鉄があります。しかし、日本人が摂取する鉄の多くは吸収性の低いヘム鉄が多いのが現状です。
鉄の吸収・排泄は1日1mg程度とわずかですが、鉄が多く含まれている食品が少なく必要量が摂取しづらく、また月経や妊娠、授乳などで体内から多くの鉄を失うことがあるため、鉄不足が生じやすくなります。
そのため、鉄は一時的に摂取すればいいものではなく、継続して取り続ける必要がありますので、胃壁への影響が少なく、継続的な摂取に適しているヘム鉄の補給をお勧めします。

エクオール

エストロゲンに似た働き 女性ホルモン減少の味方
女性のゆらぎ期には、女性ホルモンであるエストロゲンの減少が関係しています。
女性にとって大事なホルモンのひとつ「エストロゲン」これは月経や妊娠に大いに関係し、その他にも肌や髪をつややかにしたり血管や骨の健康を保ち、さらには脳や自律神経のバランスまで整えるとても大事な成分なのです。

しかし、40歳くらいを境に減っていき、それに伴い様々な不調が出ることで「ゆらぎ」が発生します。近年、そのエストロゲンによく似た働きをする成分が発見されました。それがエクオールです。「エクオール」は大豆イソフラボンに含まれるダイゼインという成分が、腸内菌の力を借り、変換されて生み出されます。ダイゼインのままと比べ、よりエストロゲンに似た働きをすると言われています。しかしエクオールを腸内で産生できるのは、日本人で約5割にとどまっています。大豆イソフラボンを摂取しても、腸内細菌の違いによって、エクオールを産生できない人がいるのです。そこで、エクオールを産生できない人はエクオールを直接内服することで女性のゆらぎをゆるめることができるのです。
エクエルの内服
大塚製薬はエクオール含有食品 エクエルを開発しました。1日10MG内服することで、必要なエクオールを摂取することができます。また、エクオールは体内にとどまらないので、エクオールを産生できる方もエクエルの内服をおすすめします。

エナジーアシストQ10 PRO

年齢に関わらず、元気でアクティブな毎日を過ごす上で、体にとって重要な成分に還元型コエンザイムQ10、アスタキサンチン、シトルシン、亜鉛の4つがあります。
この成分を含有したプレミアムサプリメントです。

成分:還元型コエンザイムQ10  

全ての細胞のエネルギー産生を高めるとともに、活性酸素から細胞を守り、生命維持のベースとなる成分です。

私たちの体には約60兆個もの細胞が存在します。エナジー維持活動に必要なエネルギーは、細胞の中にあるミトコンドリアで作られます。食事から摂取した栄養素と呼吸で取り入れた酸素を利用して作られますが、このエネルギー工場であるミトコンドリアで不可欠な成分がコエンザイムq10です。コエンザイムQ10が細胞を活性化させ、若々しさを保ち、老いにくい体を作る働きをします。
また活性酸素による体のさびを防ぐ抗酸化作用があります。

体内にあるコエンザイムQ10の大半は還元型 酸化型のサプリメントがパワーを発揮するためには、一度体内で還元型に変換されますが、体内での変換力は加齢とともに衰えていきます。

はじめから還元型で摂取すると、変換される必要がなく効率的です。

  • アスタキサンチン
    強力な抗酸化作用により活性酸素から細胞を守る成分
  • シトルリン
    血管を拡張して血流を高め、細胞に必要な酸素や栄養素を身体の隅々まで届ける成分
  • 亜鉛
    細胞の新陳代謝や体内の生理機能を高める成分
クリニックでは

規則正しい食生活をおくっていれば、生命に関わるような問題が起きることはまずないと考えています。しかし、アトピー性皮膚炎や喘息、食物アレルギーなどの患者さんには、補充療法を行うと改善がみられる症例はたくさんあります。治療に必要だと思われる方には、適切な量を内服していただけるようにおすすめしています。

うえだ皮膚科内科 高杉院

当院では、内科、漢方内科、皮膚科と複数の科を併設しており、各科固有の疾患に対する治療だけでなく、疾患によっては 科を超えて協力することによって、診断と治療の向上に寄与し、より幅の広い治療がきることを目標にしています。内科では、一般内科疾患全般を診療し、漢方治療を採り入れることによって、皮膚疾患や婦人科疾患、小児疾患など幅広い疾患に至るまで対応しています。皮膚科では、一般皮膚科分野に加え、小手術も行っています。