W-PRP(多血小板血衝漿治療)
W-PRP治療とは
W-PRP治療とは、白血球含有多血小板血漿(W-PRP)を用いた治療です。自分の血液を用いて肌の再生を促す治療です。 目のまわりのシワ、ほうれい線の治療のみではなく、手術・レーザー・コラーゲンやヒアルロン酸では治療の難しかった目の下の小じわ、唇・口まわりのシワなどに対して効果が出せます。
<効果>
目の上 ・ 目の下 ・ 目尻 ・眉間 ・ 額 ・法令線・口角 ・口周りなどのしわ、ちりめん状のしわ、皮膚の若返り
<所要時間>
60分
治療の原理・クリニックでの施術の特徴
血液に含まれているPRP(多血小板血漿)とは、わたしたちの血液中の血小板を高濃度に濃縮させた液状成分のことで、創傷治癒を促進する作用があります。創傷治癒とは、傷などのダメージを修復し、再生する働きのことです。
PRPを活性化することにより
PDGF(血小板由来増殖因子)細胞の増殖やマクロファージの活性化
TGF(形質転換成長因子)コラーゲンの産生を活性化
VEGF(血管内皮増殖因子)血管新生因子
EGF(上皮増殖因子)KGF(角化細胞増殖因子)、FGF(線維芽細胞増殖因子)などの細胞成長因子が放出され、創傷治癒に有用であることが知られています。この働きを利用して、自分の生きた細胞から失った組織を再生させるという治療が、美容治療以外にも、潰瘍の治療や歯科領域では歯周組織再生法(インプラント治療)に導入されています、今までの注入治療は、自分自身のものでないコラーゲンやヒアルロン酸を用いていたため、アレルギー反応や感染などの副作用が生じることもありました。しかし、この治療は、自分自身の血液を精製して注入する方法なので、安心して治療が受けられます。ただし、悪性腫瘍のある方や、その既往歴のある方には、治療を行うことはできません。また、このPRPにさらに白血球が入ったW-PRP(白血球含有多血小板血漿)には、血小板と白血球とフィブリンの相互作用による肌の細胞の活性や増殖が確認されており、より効果が期待できます。
また、自分の血液の成分だけを用いた治療のみですと、年齢や体調などに左右され、安定した効果が出にくいという欠点があります。そのため、自分の血液から精製したW-PRPに医薬品として認可されている線維芽細胞成長因子を添加することで、その欠点を改善し、さらに効果を高める治療をおこなっています。
治療の流れ
①お電話・美容WEBでのご予約
美容電話、美容WEBからご予約ください。
お悩み、希望治療、曜日、時間などをお伺いして、ご予約を承ります。
②受付
受付にて、問診票のご記入をお願いします。現在の症状、これまでの治療経歴、治療に関するご希望をお伺いいたします。
③カウンセリング
問診票にもとづいて、カウンセラーが現在の症状や治療に関するご希望を確認いたします。
これは診察をよりスムーズに行うために行っています。
④診察
お悩みの内容を確認し、現在の皮膚の状態を説明し、肌質や皮膚の状態に合った治療を提案させていただきます。
⑤スタッフからの確認
より安心して治療を受けていただくために、スタッフが医師の診察内容に沿って治療やお薬、費用について再度説明させていただきます。ご不明な点やご心配な点があれば、何でもご相談ください。
また、承諾書をお渡しいたします。承諾書をお読みいただき、疑問やご不安がなければご署名いただきます。後日の施術であれば、ご予約ください。承諾書はお持ち帰りいただき、施術当日にご持参ください。
⑥施術当日
洗顔をしていただき、皮膚の状態の写真をとらせていただきます。
⑦施術
マーキング
診察させていただき、どの部位にどのくらいの量を注入するかの計画を綿密にたて、皮膚にマーキングします。
採血
約18mlの採血を行います。血液の状態によっては、再度採血をさせていただくことがあります。
麻酔クリームを塗布
注入部位に、麻酔クリームを塗布し、30分おきます。
PRP作成
得られた血液を遠心分離し調整します。作成したPRPに成長因子を部位によって量、濃度をかえて調整します。麻酔クリームをふきとった後、注入部位を再度確認します。
注射
シワ・たるみの部位を中心として、注入していきます。部位により、濃度、量をかえて注入します。注入部位をなじませるため、軽くマッサージを行います。(ご自分では行わないでください)
⑧施術後
施術当日は、皮膚への刺激は極力さけて下さい。
翌日からは、お化粧も可能です。
⑨お会計と次回のご予約
治療の経過を約1週後にみせていただいています。注入部位を圧迫しないように気をつけてください。
施術を受けられる方へ
注入時には少し痛みが伴うことがあります。
施術後は赤みと腫れがでますが、ほとんどの方は直後よりお化粧が可能です。
腫れは2~3日をピークに1週間くらい腫れることがあります。
内出血が出た場合でも1週間程度で良くなります。
腫れ、痛み、内出血などは一時的ですが、症状の強い場合にはご相談ください。
効果の持続期間は個人差があります。繰り返し治療可能です。
よくあるご質問
①安全性はいかがですか
自分自身の血液を用い、しかも培養操作などが不要なため、安全性は高いと言えます。
②副作用はどんなことがありますか?
重い副作用は報告されていません。
腫れは施術後1週間くらい続くことがあります。内出血をおこした部位は約1~2週間でよくなります。また、目の周りへの注入時には腫れが目立つことがあります。
③日常生活の制限は?
治療当日の激しい運動や飲酒、マッサージや無理な表情を作るなど治療部位へ刺激が加わるような事はお控えください。就眠時も治療部位が出来るだけ下にならないように、圧迫されないように上を向いてお休みいただくようにしてください。
④効果はどうですか?
ヒアルロン酸注入に比べ即効性はありませんが、1週間から6ヶ月で皮膚の修復がおこり自然な効果が認められてきます。効果やその持続期間には個人差があります。ヒアルロン酸のように吸収されてしまうものではなく、自分自身の細胞を修復する治療なので、長期間に渡って治療効果が認められます。また、繰り返しの治療が可能です。
- メラピール
- フェイスリフト
- トレチノイン外用療法
- HIFU(高密度焦点式超音波)
- 小顔輪郭注射
- 美肌再生ひきしめ プログラム
- トレチノイン・ハイドロキノン外用療法
- イオン導入
- エレクトロポレーション
- ケミカルピーリング
- ダーマローラー
- Qスイッチレーザー
- 光治療
- レーザーピーリング
- レーザートーニング
- レーザーシャワー
- ダーマシャイン(水光注射)
- W-PRP(多血小板血衝漿治療)
- フラクショナルレーザー
- テノール
- Vシェイプ
- マドンナリフト
- 糸による切らないフェイスリフト
- ボトックス注射
- ヒアルロン酸注射
- カーボンピーリング
- 小顔輪郭注射
- 輪郭矯正
- レーザー脱毛
- 炭酸ガスレーザー
- 内服治療
- 外用治療
- 漢方治療